マレーシア:サバ州における外国人襲撃・誘拐事件に関する注意喚起

 

 

1, 15日, 報道によると,サバ州東海岸部センポルナ地区近海のポンポン島において,同島に所在する施設に宿泊していた外国人旅行者が,フィリピン南部スールー諸島に拠点を置くアブ・サヤフ・グループ(ASG)と見られる武装集団に襲撃され,1名が射殺,1名が誘拐される事件が発生しました。




  また,同州東海岸のラハ・ダトゥ地区,センポルナ地区,クナ地区等では,本年2月に「スールー王国軍」を自称する外国人武装勢力による進入・占拠事件が発生しました。マレーシア治安当局は,同武装勢力をほぼ制圧しましたが,完全制圧には至っておらず,現在もマレーシア当局は警戒体制を維持しています。



2, ついては,マレーシア・サバ州に渡航・滞在を予定している皆様は,不測の事態に巻き込まれないよう,今回の事件発生地及びその周辺海域には近づかないようにしてください。また,上記2のラハ・ダトゥ地区,センポルナ地区,クナ地区を含むサバ州東海岸地域には「渡航の延期をお勧めします。」の危険情報が発出されており,不測の事態に巻き込まれる可能性がありますので,同地域への渡航はどのような目的であれ延期されるようお勧めします。



3, テロ・誘拐事件等に関しては,以下も併せてご参照ください。

(1)パンフレット「海外における脅迫・誘拐対策Q&A」

(2)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」

(パンフレットは http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html に掲載。)