海外に拠点を置いているものの時々日本に帰る方、日本滞在中携帯電話はどうしておられますか?
日本は海外のように便利なプリペイドカードがなく、日本への旅行者を含め短期滞在者向けのお得な回線が存在していません。
わたしを含め、多くの海外で生活しておられる方の中には、日本にほとんどいないのに、日本に帰ったとき用の携帯回線の料金を払い続けて番号を維持しておられる方もおられることでしょう。
ではどうするのが、一番お得なのでしょう?
1か月 780円
1か月 780円
1か月 980円(ソフトバンク同士1時から21時、通話無料)
一見、各社横並びのように見えるが、実は落とし穴もあります。
まずVerizon版以外のSIMフリーiPhoneをお使いの方はauのプリペイドSIMは電波形式の違いから使用できません。
iPhone以外のガラケーで使用する場合、ドコモ、auはメールし放題となっており、メールを何通送ってもこの料金の範囲内でメールが可能だ。
しかしソフトバンクはメールをする時もしくは受ける時にパケット料を取られる。 その為、メールをたくさんする人は結局ソフトバンクの場合これにパケット定額料金を支払う必要がある。
よってメールメインでネットをしないという人はドコモ、auの2択から選択する必要がある。
続いて各社980円のプランが発表されているので、それで比較したい。
ドコモ: 980円+315円
au: 980円+315円
ソフトバンク:980円+315円
この場合のプランだとどう違うのかということだが、ドコモとauの場合だと1050円分の無料通話がついているプランが選択可能だ。
さらにauであれば、プランZというプラン(同じ980円)ならau間1時~21時まで無料通話が可能となる。
ソフトバンクはホワイトプランとなり、auのプランZと同様のプランとなる。
よって同じ会社通し話せるプランがあるのが、auとソフトバンクその時には無料通話なし。
ドコモのみドコモ間無料通話プランがないが(Xiカケ・ホーダイ除く)、無料通話が1050円~となっている。
上記プランを選択した場合メールの送受信にかかるパケット通信量はリアルにかかるが、メールもあまりしないという人であれば、ドコモ、auの無料通話料の料金からパケット通信費の支払いも賄うことが出来る為、ドコモ、auが最安値になる可能性が高い。
ソフトバンクはどっちみち980円+315円+パケット通信費+他社への通話料とソフトバンク通話以外はすべて料金が発生する。
各社の特徴を良く踏まえたうえで、 自分のライフスタイルに合わせて検討して欲しい。
ソフトバンク プリモバイル
新規登録時の手数料もないので初期費用が安くすみます。
電話番号有効期間に音声着信やメール(SMS)の受信もでき、ホワイトプランの無料通話先にも使えるので着信専用機した場合は維持費が大変安くなります。
(3000円で420日間利用可能)
メールが定額制なので頻繁にメールを利用する方にはお得なサービスです。
(メールし放題を解約後でも全角50文字相当の受信通知だけは受信できます)
USIMを差し替えればどの3G携帯端末でも使用することができるので自由度が高いです。
2012年4月4日以降の新規契約から1年以内に解約(MNPによる転出を含む)した場合、契約解除料9,975円が必要になりました。
通常は一定期間リチャージをしなければ自動的に解約になるので、自分から解約することはありません。自動的に解約になった場合は契約解除料は必要ありません。 この契約解除料は契約後すぐにMNPで転出することを想定したものです。
au プリペイドサービス
Eメールをまったく使わないという方は10000円のカードを使うと1年間発着信できるので維持費が安く利用できます。
ソフトバンクに比べて電話番号有効期間が短くその間は着信できないので着信専用という使い方には向いていません。
2012年3月24日より新規契約時の事務手数料が4,200円(税込)になりました。また、新規契約の際に3,000円以上の「ぷりペイドカード」の購入が必要です。
一番の違いはauプリペイドはEメールが使えないと言うことです。Eメールを利用する場合はプリモバイルしか選択肢はありません。
ソフトバンク プリモバイル |
auプリペイド |
||
メールの名称 |
S!メール(MMS) |
SMS |
Cメール |
送信相手先 |
ソフトバンク携帯
|
ソフトバンク携帯 |
au携帯 |
受信相手先 |
ソフトバンク携帯 |
ソフトバンク携帯 |
au携帯 |
最大送受信サイズ |
300Kバイト |
140バイト |
100バイト |
送信料 |
定額制 |
定額制 |
5円/1回 |
受信料 |
定額制 |
無料 |
無料 |
定額サービス名称 |
メールし放題 |
- |
|
定額サービス料金 |
300円/最大30日 |
- |
日本の滞在がごく数日という短期滞在、あるいは日本に行っていることを知らないマレーシアの家族、友人、会社から連絡を受けなければならない場合を除いてマレーシアの番号を日本でローミングで使うのは、日本の番号をローミングでマレーシアで使うのと同じく、割高になりますのであまりお勧めしません。
かといって短期滞在の場合、他にい方法がないのも事実です。
日本のプリペイド携帯の最低チャージ額は3,000円からになりますので、マレーシアの物価からすると決して安いとは言えません。
緊急時に通話ができて、それ以外はほとんど使わなくても済むなら、もしもの時だけローミングで使うというのもありかも知れません。
通話に関してはマレーシア各社ローミング時の通話料高いなりにも割り切れる金額ですが、パケット単価が恐ろしく高く設定されています。
iPhoneなどのスマートフォンをお使いの方はデーター通信をオフにするなどの対策が必要です。
結局のところ、日本滞在中にどのような使い方をしたいかで変わってくるので何とも言えませんが、裏技的な事としてソフトバンクのみまもり携帯を使用するという方法があります。
1か月の使用料が590円で、1時から21時はソフトバンク同士、通話無料です。
あらかじめ登録した3か所にしか発信できませんが、裏技としてSIMをSIMフリー携帯に差して使えば制限なく発信することができます。
今なら2年間基本料無料ですので、ユニバーサル使用料の月3円で運用なんてこともできちゃいます。
あるいは、ソフトバンク、ドコモの番号を今お持ちなら、auにMNPで移ると「auにかえる割」というサービスを利用して基本料が無料になりますので、同じく2年間は3円運用が可能になります。(2013年9月、パケットし放題を解約するとauかえる割の適用外となるため、この方法ができなくなりました)
今後も回線獲得のため各社このようなキャンペーンを続けてくれれば、2年ごとにauーSoftBankを行ったり来たりしながら格安で番号を維持することも可能かも?
おススメ、キーワードは「MNP一括0円」携帯です。
もしこの仕組みを良く理解できない場合、無難にプリペイド携帯の購入をお勧めします。