■事前の準備(第一段階)
①マイクロチップの埋め込み
②狂犬病予防注射(1回目)
必要な書類
①マイクロチップの埋め込み証明書 (サンプルDL)
②狂犬病予防注射証明書 (サンプルDL)
①の後、狂犬病ワクチンを接種する(生後91日目以上で接種すること)。
狂犬病ワクチンは、不活化ワクチン又は遺伝子組換えワクチンであること(生ワクチンは認められていません)。
※すべての書類にマイクロチップの番号を記載してもらって下さい。
私の場合は狂犬病予防注射証明書は獣医が用意したものを使い、
その他の欄にマイクロチップ番号を記入してもらいました。
この2つの作業から始めることになります。最近の改正により①と②の順序が逆になっても大丈夫のようですが、1回目の狂犬病予防注射の証明書にマイクロチップ番号の記載がある方が良いので、猫の場合でどちらもまだなら先にマイクロチップを入れることをお勧めします。
■事前の準備(第二段階)
③狂犬病予防注射(2回目)
必要な書類
③狂犬病予防注射証明書
②から30日以上、1年以内に狂犬病ワクチンを再接種する。狂犬病ワクチンは、不活化ワクチン又は遺伝子組換えワクチンであること(生ワクチンは認められていません)。
※すべての書類にマイクロチップの番号を記載してもらって下さい。
私の場合は狂犬病予防注射証明書は獣医が用意したものを使い、
その他の欄にマイクロチップ番号を記入してもらいました。
■事前の準備(第三段階)
④狂犬病の抗体価検査
時期については特に規定が無いようですが、獣医師の勧めにより③から2週間後にしました。(採血時は2回目ワクチン接種後、1~2週間目が適期です)
必要な書類
④狂犬病の抗体価検査結果
(農林水産大臣の検査施設から発行された証明書)
この書類は獣医師により検査機関に送ってもらう必要があります。
書類はこちらからもDLできます→財団法人 畜産生物科学安全研究所
■出国日直前
犬、あるいは猫の健康診断書が必要です。
動物検疫所のホームページには出国前48時間以内が望ましいという記載がありますが、
土日を挟むなど現実的に難しい場合もあると思うのでなるべく出発日に近い可能な日という解釈を勝手にしています。
必要な書類
⑤健康診断書 (サンプルDL)
私の場合は日本出国時とマレーシア入国時に使うことを考えて、
日本語と英語併記のものを使用しました。
■事前(7日前まで)に輸出検査を受ける動物検疫所に連絡する。
各空港内の動物検疫所に書類をFAXし不備が無いか確認してもらうとよい。
■当日
動物検疫所での輸出検査時に① ~⑤について記載された開業獣医師及び検査施設発行の証明書を提出し、
動物検疫所発行の輸出検疫証明書を取得する。(写真参照)
■出発日までにマレーシア側の輸入許可証明書を入手する。
日本の獣医で入手できる書類に加え、マレーシアにペットを連れて入国してもよいという許可証が必要である。日本からは輸出なのだが、マレーシアからすると輸入になるので、その許可を得ねばならない。
必要な書類
⑥輸入許可証
※輸入許可証の有効期限は30日なので、早く取りすぎてもダメ、反対にぎりぎりだとマレーシアから許可証の原本を送ってもらわなければいけないので間に合わないかも・・・。
郵便事故や届かないことも結構あるんです。
マレーシア側の輸入許可を取るために必要な書類は以下のとおり。
⑥を取るのに必要な書類
●狂犬病予防注射証明書(英文) (サンプルDL)
※1回目の予防注射の際に獣医に一緒に記入してもらう
●マレーシアDVSよりダウンロードしたフォームAに必要事項を記入 (サンプルDL)
最新の物はこちらからDLしてください→マレーシアDVS ドキュメントダウンロード
これら2点の書類をマレーシア国内の最寄のDVSに行き輸入許可証を発行してもらう必要あり。現地に友人等がいなければ業者に頼む必要があります。
輸入許可証発行手数料 1匹当たり5RM
輸入許可証の原本を持って入国する必要がありますので事前にマレーシアから郵送してもらう必要があります。(郵便事故もありえますのでコピーをとっておくことをお勧めします)
私の場合はスキャナーで読み込んだものをメールで送ってもらい印刷して見せましたが、原本が必要と言われ迎えに来ていた友人に原本を検疫所まで持ってきてもらいました。
■入国時、空港の動物検疫所で必要な書類
ターンテーブルの近くまで空港職員が犬、猫等の入ったケージを持ってきてくれる。
ペットを連れて検疫所へ行ってください。(出口付近にあります。係りの人が場所を教えてくれます)
①~⑥のすべての書類を係官に見せ、問題なければ手数料を払いそのまま連れて帰ることができる。
入国時、空港で払う手数料 犬1頭当たり40RM、猫1匹当たり25RM
さて、問題があったらどうなるんでしょう?多分空港内の施設に預けられ余分のストレスと費用が発生することに。
そうならないためにも、何度も確認することをお勧めします。
■おめでとうございます。ここまでくればすべて問題なし。
かわいいペットとマレーシア生活を存分に楽しんでください!
■必要書類について
わたしのかかりつけの動物病院では狂犬病予防注射済証を除くすべての書類を自分で準備するよう言われました。
それもそのはず、ペットを連れて行く国によって必要な書類ややり方が異なる場合があるからです。
マイクロチップ埋め込み証明書はネット検索でダウンロードしたものに記入、健康診断書(英文)、狂犬病予防接種済証(英文)は動物を外国につれて行ったことのある方のホームページやブログを読み漁り見よう見まねでワードで作成しました。
必要書類一覧のページを参考にしてください。