マレーシアから日本へ

 

■マレーシア滞在中にしなければいけないこと

 

●1年以内に日本につれて帰る場合

 日本で2回目の狂犬病予防注射をした日から計算して1年以内に日本帰国を予定されている方は、特に何もしなくてもつれてくる時に準備した書類を帰国時のために大切に保管しておくだけで問題ありません。

※マレーシアでの滞在が1年未満でも、つれてくる前に日本で180日の待機期間を過ごされた方はご注意ください。狂犬病予防注射の有効期間内に追加の接種と証明が必要になります。

 

1年以上2年未満で日本への帰国を計画している場合

 狂犬病予防注射の有効期限が1年であるのに対し、抗体検査証明書の有効期限は2年なので、その有効期限内に帰国される場合、追加の狂犬病予防注射をマレーシアの動物病院で1回するだけで(証明書をもらう必要あり)、帰国の必要条件を満たすことができます。

 

●2年を超える場合

 1年ごとに狂犬病予防注射を受けることに加え、帰国前に抗体検査をおこない証明書を取得しておく必要があります。

 マレーシアの検査機関での抗体検査は認められておらず、日本かオーストラリアに血液サンプルを送って日本政府公認の検査機関の証明書が必要です。

 

■日本帰国に必要な書類

  • 輸出国政府機関発行の健康証明書。輸出国政府機関発行のものに限ります。
  • 輸出国政府機関発行の狂犬病予防注射証明書
  • 輸出検疫証明書のコピー。コピー機による複写コピーは認められません。
  • 血清検査結果通知書
  • 動物の輸入に関する届出受理書

 

●まず輸出国政府機関発行の健康証明書。(輸出国政府機関発行のものに限る)について説明したいと思います。動物検疫所のホームページに輸出国政府機関発行証明書の推奨用紙かがありますのでダウンロードし必要事項記入の上、マレーシア動物病院に行き狂犬病(犬の場合は狂犬病とレプトスピラ症)にかかっていない又はかかっている疑いがないことについて検査を受け、その後輸出国政府機関発行であるマレーシアDVSでスタンプを押してもらう必要があります。

 

輸出国政府機関発行証明書の推奨用紙のダウンロードはこちら 様式A 様式B

 

●次に輸出国政府機関発行の狂犬病予防注射証明書ですが自分で準備しマレーシアの獣医師に書いてもらった書類に輸出国政府機関発行であるマレーシアDVSでスタンプを押してもらう必要があります。

 

輸出検疫証明書のコピー。(コピー機による複写コピーは認められません)

これは日本出国時に空港の検疫所でもらった2部もらえる輸出検疫証明書のCOPYとスタンプの押してあるものです。

 

血清検査結果通知書

抗体検査証明書のことですが有効期限2年を超えている場合、新しく取り直したものが必要です。

 

動物の輸入に関する届出受理書

日本到着の40日以上前に、到着空港の動物検疫所に届出をしなければなりません。犬と猫では一部書類が異なります。


動物検疫所のホームページからダウンロードできます。 犬用 猫用

記入例 犬用 猫用  


 

■マレーシア出国時に必要な書類


●マレーシアの獣医師による健康診断書

帰国前にマレーシアの動物病院に愛猫をつれて行き、日本の推奨する証明書様式、様式A、様式Bに記入、サインしてもらいます。

 

●マレーシアDVS発行の輸出許可証

以前に輸入許可証を取ったマレーシアのDVSに行き獣医師に記入してもらった日本の推奨する証明書様式、様式A、様式Bに記入の健康診断書を見せ、手数料を払い発行してもらいます。

※輸出許可証の有効期限は7日となっています。

 

この際、日本の動物検疫所のホームページでダウンロードし獣医師に記入してもらった推奨用紙、様式A、様式Bのオフィシャルに記入してもらいサインしてもらう場所があります。

そして様式A、様式B、狂犬病予防注射証明書(マレーシアで追加接種した場合)にも公式のスタンプをお願いして押してもらう必要があります。

 

上記の必要書類に不備が無ければ、空港で足止めを食うことなく愛するペットを日本の自宅につれて帰ることができます。

 

不備があると愛犬、愛猫が空港内の施設で長期間、狭いケージの中で係留されることもありえますので、事前にFAXなどで書類を空港検疫所に送り確認してもらうことをお勧めします。

私の場合、40日前までに検疫所に連絡した際、確認しますのですべての書類をFAXできればお願いしますといわれたのですが、FAXがなかったのでスキャナーで読み込んでメールに添付して確認してもらいました。ご参考までに。

 


ちょっとわかりにくくなってしまったので、やるべきことをタイムテーブルで記しておきたいと思います。

 

①日本到着予定の空港の動物検疫所に到着40日前までに所定の書式で届出をする。

 

日本の動物検疫所のホームページには次のような記載がある。

日本帰国前の検査について

出発直前(できる限り出発2日以内)に狂犬病(犬の場合は狂犬病とレプトスピラ症)にかかっていない又はかかっている疑いがないことについて検査を受け、輸出国政府機関発行の健康証明書の交付を受けてください。
なお、滞在期間中に必要な処置を行った場合には、その処置について記載された輸出国政府機関発行の証明書の交付を受けてください。

 

②上記の理由から出発直前に動物病院に行き、獣医師に日本の推奨する証明書様式、様式A、様式Bに記入、サインしてもらう。

 

③マレーシアDVSに行き日本の推奨する証明書様式、様式A、様式B、狂犬病予防注射証明書(マレーシアで追加接種した場合)にサインと公式スタンプを押してもらう。

輸出許可証も発行してもらう。

もし月曜日にマレーシアを発つ場合、前日、前々日である土日はDVSも休みなので、出発2日以内の条件を満たすことができない。できる限り出発直前とあるのでこの場合は3日前の金曜日でも問題ないと思われる。当日は空港で係官のドキュメントチェックがある上、自分たちのチェックインやペット預け入れの料金支払いなどやらなければならないことがたくさんあるので、かならず出発日の前日までにはすべての書類を整えておく必要があります。

 

 

■むすびに

 

ここで紹介しているのは、あくまでも私の場合の方法ですので必ずしも同じ方法でできるとは限りませんが(マレーシアに住んだことがある方ならわかると思いますが・・・。)参考にしていただければと思い記事にしました。

 

くれぐれも最新の情報を確認して万全の準備をすることをお勧めし、成功をお祈りしています。

 

もしご不明な点があればこの下のコメント欄から連絡くだされば、わかる範囲でお答えできると思います。お気軽にご連絡ください。

 

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