マンゴスチン(学名:Garcinia mangostana)は東南アジア原産の、
オトギリソウ科フクギ属の常緑高木。
マレー語、インドネシア語ではマンギス(manggis)、
タイ語ではマンクット(มังคุด)という。
果実は美味で「果物の女王」と称される。
オトギリソウ科ではもっとも利用されている種の一つ。
MANGOsteenと名称にMango(マンゴー)とあるが関連はないようです。
ドリアンを「果物の王様」と呼ぶのに対し、
マンゴスチンは柔らかい果肉、強い甘みとさわやかな酸味で上品な味わいのため
「果物の女王」と呼ばれる。
大体、ドリアンと同じころに店頭に並び始める。
ドリアンが体を熱くする作用があるのに対し、
マンゴスチンは体温を下げる効果があるとされているため
暑いマレーシアでは、一緒に食べると良いとされている。
基本的に劣化しやすく賞味期間の短い果物である。
高湿度で低温にすればその期間を伸ばすことができるがマレーシアでは気温が高く、
数日で劣化してしまうことが多い。
収穫後は多くの果物とは反対に果皮が硬化してゆくが、
もともと分厚く固いため内部の様子が分かりにくい。
劣化するとシャーベット状だった可食部は透明感が増し黄変し不味。
日本では生または冷凍、シロップ漬の缶詰で入手できる。
生での輸入は2003年に解禁されたがまだ量は少ない。