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マレーシアライフ
自動車の購入について
マレーシア以外にも住みやすい海外はあると思います。それでも縁あってマレーシアでの暮らしを考えているみなさん、マレーシアで快適な暮らしを送るのにまず必要なことは何でしょうか？
ここに住む人なら口をそろえていうことが一つあります。それは自家用車を手に入れることです。もちろん会社の駐在員で運転手付の車を用意してもらえるっていう人もいるかもしれませんが、マレーシアではクアラ・ルンプールのような大都市でも公共交通機関が便利ではなく、行きたいときに、行きたいところに行くためには自家用車が必要となります。
もちろん、自家用車なしで生活している人もおられるかもしれませんが、かなり少ないと思います。
歩くの得意だという方でも30度を超える日差しの中、数分歩くだけで汗が噴き出してきますし、かなり疲れます。
そして道端を歩くという行為はここマレーシアでは治安上あまりお勧めできません。後ろから来たオートバイに鞄をひったくられる事件が多発しているからです。
そのような理由からマレーシアに住む日本人のほとんどは車を所有しているといっても過言ではないでしょう。
英語になりますがマレーシアのmudahというサイトで中古車の相場を知ることができます。
■マレーシアでの車購入
マレーシアでの中古車購入
中古車購入には、マレーシア駐在の前任者、関係者からの購入、日本人会の車売りたし情報、中古ディーラー、新聞の車売りたし情報、などがある。
最近ではインターネットで車を探すことも可能です。実際私はマレーシアのmudahというサイトで手ごろな車を見つけ、そのお店に見に行き購入を決めました。
マレーシアの中古車市場は日本に比べて価格が高い。もしマレーシア人から購入する場合、カーローンを組んで購入している場合があるので確認の要あり。
中古車の相場は、新聞の車の売りたし買いたし情報を見れば、車種、年式等に応じた相場を把握することができる。
中古車を買う場合には、以下のような手続きが必要になります。
売却者の自動車登録証（所有権カード）、road tax支払い証（自動車登録証に記載）、陸運局所定の売却証明書（購入者・売却者の要サイン）、保証人の身分証明書副本、パスポート（顔写真のページ両面、マレーシアビザ）の写し、免許証の写し、自動車保険加入証明書、が必要。自動車は陸運局の検査所に検査に持ち込む。自動車登録料印紙（100RM）が必要、郵便局で購入可。その後、自動車登録証（所有権カード）の登録変更ができる。通常、自動車ディーラーに代行してもらう。
長期の滞在ビザがない方でも、日本で１年間有効の国際免許証を取ってくれば運転もできますし、車も購入することができます。
免税特典を利用して、現地生産車を購入する場合
セカンドホーマーでビザ発給から1年以内、１家族で1台（ただし、車を免税で輸入していない場合）可能です。
■マレーシアの道路税
マレーシアの道路税
マレーシアの自動車に関連した道路税はエンジン排気量を基準に設定されています。
したがって、エンジンが大きくなると毎年支払う道路税が大幅に高くなります。
1000cc---RM20
1300cc---RM70
1500cc---RM90
1800cc---RM 280
2500cc---RM 880
3000cc---RM 2,130
なお、道路税や免許更新料は郵便局でも払うことが可能です。
郵便局での支払い手数料は2RMほどかかります。
道路税の更新には、自動車保険の加入が必須で、まず自動車保険の残りが半年もしくは１年以上ないとダメなので、購入した中古車販売店へ行き、追加の保険料を払って半年もしくは１年に延長する。保険の残り期間はオンラインで分かる様である。
その後、車検証原本を持って郵便局へ行き半年もしくは１年分の道路税＋手数料2RMを払います。郵便局またはJPJに行き、その場で車検証原本に直接、有効期間を記載してくれます。またそれに対応したステッカーを交付してくれます。今までの古いステッカーをはがし、新しいステッカーをフロントガラスへ貼ればOKです。
■マレーシアの自動車保険
マレーシアの自動車保険料には無事故割引があります。NCD(ノンクレームディスカウント)日本での無事故も対象になります。自分名義の自動車保険で何年か無事故であれば、日本の保険会社から、「英文の無事故証明書」を貰って提出すると割引が適用されます。この割引は保険を掛けた後でも申請が出来ます。割引率は以下の通りです。
1年以上2年未満25%
2年以上3年未満 30%
3年以上4年未満 38.5%
4年以上5年未満 45%
5年以上 55%
日系保険会社（三井住友保険）MSIG Malaysia
排気量が大きくなると自動車保険料が驚くほど割高になります。
自動車保険料は免税購入した場合でも、通常の税込み店頭価格をベースにして保険料が設定されます。（これは例えば全損になった場合に代わりの車が買えなければならないので当然のこと。）この店頭価格には、排気量を基に高い消費税、販売税が含まれています。
■マレーシアの免許証
マレーシアの免許証
日本の免許証をマレーシアの免許証に切り替える必要があります。
ただし、マレーシアの免許を持つには原則長期滞在（3ヶ月以上）を認めるビザが必要です。日本からビザなしで入国した状態では免許証は申請できません。どうしても運転する場合には日本で国際免許証を取得・持参する必要があります。
日本の免許をマレーシアの免許に切り替える場合、まず在マレーシア日本国大使館で日本の免許証の英文翻訳を作成してもらいます。大使館手数料80RM。
次にマレーシア運転免許局JPJに、日本の免許証のコピー（表裏）と英文翻訳、有効な査証が記載されたパスポートとコピー、写真を提出すると、簡単な面接を経て即日発給してくれます。交付手数料は年30RM。
2回目からの更新は、郵便局でする場合免許証、更新料年30RMが必要になりますが、写真はいりません。郵便局代行手数料２RM。
この場合は、免許も写真なしになるので、写真の入っている旧免許を新免許と一緒に携帯しなければならない。
有効期間切れでも1年以内なら手続き当日から1年間の更新をしてくれる。有効期間切れ3年以内なら更新をしてくれるようである。有効期間切れ3年以上なら罰金が付くそうである。
マレーシアでの国際免許証の取得
マレーシアの免許証を有している場合、マレーシアで国際免許証の取得が出来る。
マレーシア運転免許局JPJのHPから辿ると、英語→ドライバー→（下の方に）インターナショナルライセンス→PDFファイルで申請書ダウンロード、写真・手続き料150RMなどの説明、がある。
Jabatan Pengangkutan Jalan
Negeri Pulau Pinang, Bandar Seberang Jaya 13700 Seberang Perai Tel: 04-3988809/ Faks: 04-3988807
なお、マレーシアの運転免許では日本で運転できないようである。
日本での国際免許証の取得
国外運転免許証交付申請書(申請用紙は窓口にあり。)
運転免許証
国外運転免許証用写真 1枚 タテ5cm×ヨコ4cm
パスポート又は海外渡航を証明する書類
手数料 2,650円
※各都道府県警察へのリンク http://www.npa.go.jp/link/index.htm
■マレーシアでの交通事故等の対応
事故時、保険等の対応の概要
交通事故を起こしたらまず、警察に事故の届出をし、保険会社にも連絡してください。
負傷者がいる場合は、直ちに救護措置をとり、警察の指示に従ってください。
http://www.my.emb-japan.go.jp/Japanese/guide/6.html
接触事故、些細な事故の場合
交通の妨げにならないように車を道路わきに移動する。
相手の氏名・ID番号＝身分証明書番号・連絡先、目撃者が居る場合、その氏名と連絡先、相手の車のプレート番号・車種・型、事故が起こった時刻・道路名・自分と相手の損害／怪我の程度（これは警察への事故届に必要)を書き留めておく。
保険で損害をカバーするつもりなら、その場で示談は行わない。
事故現場の所轄の交通警察で事故を報告し、事故証明を貰う。（事故車を持って行く)
交通警察への報告は事故から24時間以内に行う。もし事故で入院した場合は退院後にできる。
保険会社指定の修理工場に事故車を持って行く。
と大体こんな流れです。
次のページでは参考にマレーシアで購入できる車を紹介しています。
